全国的に花の価格が高騰しています。……こんどう(管理人)さんの日記

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「全国的に花の価格が高騰しています。」

2011年10月08日
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こんどう(管理人)

生花市場で取引される花の価格が高騰しています。原因は…台風や気象の問題もありますが、最近の生花業界の不振から農家が撤退したのも原因の一つではないかと思います。また、量販店の仕入れが優先されて市場に花が流れなくなっているのもあります。

あともう一つ、外国産の花の躍進です。

バラ、ユリ、キク、カーネーションといった生花市場の9割以上をしめる品種で、外国産の花が席巻しています。外国産の花は数年前までは、市場に来た時点でほとんど腐っているような劣悪な品物でしたが、最近では国産にはやや劣るか、並ぶ程度まで改善しています。

外国ってのは、南アメリカやアフリカ、あとインドです。これら新興国のだだっ広い土地いっぱいに種を撒いて、安い人件費で毎日何万本もの花を世界中に出荷するというのが手法なのです。以前なら「作りました」「輸出しました」程度だった、このビジネスが出荷後のクレーム対応(クレームがあれば花のチェックをして品質改善する)や品質保持の技術向上(効果の高い薬品の導入・出荷体制の見直しによるロス削減)などで、国内の品質に追いつきつつあります。スゴイ。ほんとにスゴイ。

新興国、赤道直下での花栽培は、年間を通して均一の温度と降り注ぐ太陽のおかげで、安定した収穫が出来るだけでなく、日本よりも日光を浴びる時間が多いために花びらの枚数が多く、茎がしっかりしていることもあります。実はこれは野菜でもいえることで、外国産の野菜のほうが国産よりも栄養素が多いのだそうです。まぁ農薬など安全面でまだ難がありますが。

でも、外国産の花が増えると、高騰しないような気が。確かにそうです。ところが、大量の花を扱う量販店は市場を通さずに直接輸入するために、市場に花が通らなくなります。つまり日本中に花がある、のに花市場には花が無い、という状態に。単に花屋さんに花が流れなくなった、だけなんです。

日本中にある零細花屋さんは、(そんな風には見えないかもしれませんが)マメに顧客に対応してきました。それは均一な大量供給が出来ない生花業界においては、屋台骨といってもいいものでした。ひっくり返せば日本中にある数千店舗の零細花屋さんは、大量に均一な商品供給が出来ないからこそ存在できたわけです。

だから、均一かつ大量生産が可能な外国産のシェア拡大はこの前提をひっくり返す大事件です。

ヨーロッパでは量販店の拡大と新興国生産の花によって、生花店が減り、花市場自体も縮小しています。イギリスやアメリカにはほとんど花屋はありません。少なくとも日本のようには存在しません。
花はスーパーが扱うもの。そういう認識らしいです。

今後この業界がどうなるか?
なんとなく想像はつきますが、あまり考えたくないものです。ですが、そこに感傷的な思いはありません。時代の変化を見据えて行動するだけです。

長いこと書いちゃいました。

それでは。
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